ラ・ヨローナ ～泣く女～を見たよっ！
どんな映画？
旦那に浮気され嫉妬に狂った女が仕返しと称し自分達の子供を殺し、その後激しく後悔し自害したら怨霊になってうざい家族襲いかかるお話。
出演者
リンダ・カデリーニ、レイモンド・クルツ、パトリシア・ベラスケス、ショーン・パトリック・トーマス、ジェイニー＝リン・キンチェン、ローマン・クリストウ
ストーリー（ネタバレあり）
1673年のメキシコ。
子供達からネックレスを貰い喜ぶお母さん。家族みんなで手を繋ぎグルグル回ったりして幸せそうです。ある日、子供の一人がお母さんを探していると兄弟を川に沈めて殺している場面に遭遇しました。子供はすぐ逃げますが捕まってしまいました。
「やめてママー」
時は進み1973年ロサンゼルス。
児童相談所で働くシングルマザーのアンナは、職場で毒を吐きつつ担当している家の子供が学校に行ってない事を知り様子を見に行きました。家の中は薄暗く、ひとつの扉には鍵がかかっていました。その扉に近づいた瞬間、家の母親は取り乱します。中を開けると子供が2人。なにかに襲われる事を恐れていました。監禁虐待の疑いで2人は保護されました。身体には傷がありましたが「ママがやったんじゃない」と言います。その夜、保護された子供の一人がフラフラ〜とどこかに歩いて行きます。それを追いかけるもう一人の子供。追いついたと思ったら怖い顔の女がギャーと。
アンナの元に電話があり、兄弟が川で溺死をした事を知ります。夜中なので寝たままの自分の子供達も連れて現場に直行しました。現場には兄弟の母親も来ておりアンナに向かって「止めようとしたのに！お前のせいだ！」と言います。
「誰を止めようとしたの？」
「ラ•ヨローナ」
ここで初めてメンヘラ怨霊女の名前が出てきました。車で待たせていたアンナの子供、クリスは妹のサムが寝てるのを確認してこっそり抜け出し現場を見ていました。すると泣き声が聞こえたのでそちらに向かうとラヨローナがいて腕を掴まれます。急いで車に戻りサムを起こしロックをかけますがドアを開けようとしつこいラヨローナ。ロックが開けられた瞬間！入ってきたのはアンナでした。
次の日、アンナは亡くなった兄弟のお葬式へ行きます。そこではなにやら不思議な光景が。「あれは呪術医が人々の邪気をはらっているんだ」と神父さんが教えてくれました。その神父さんに「ラヨローナ」について尋ねると次の事を教えてくれました。
ラヨローナの意味は「泣く女」
- メキシコの村では評判の誰も敵わない程の美女
- 村に訪れたハンサムな牧場主に一目惚れをし結婚
- 二人の子供を産んだ
- 旦那が若い女と浮気
- 嫉妬に狂って旦那の宝である子供達を殺害
- 正気に戻った時、罪の重さから自害
- 死んだ子供の身代わりをさらいにくる
そんなこんな、妹のサムもラヨローナに手を掴まれ目をつけられてしまいました。
場面は変わり、亡くなった兄弟の家にいる呪術医。液体のようなものを採取しています。アンナは自宅で亡くなった兄弟の資料を見ていました。兄弟の傷が自分の子供の傷に似てるなー。とかママじゃない誰かに襲われたって言ってたなー。とか考えていると下の階から物音が。クリスが意識のない状態でチェーンがかかったままの玄関を開けようとしていました。無事にクリスを部屋まで運ぶと鏡にラヨローナの姿が。ラヨローナ初対面のアンナ。その晩は子供達を寝ずに見守っていました。ろくに寝てない状態のまま、亡くなった兄弟の母親パトリシアとの面会に行きます。パトリシアの腕には子供達と同じ傷が。そしてパトリシアから信じられない事を聞かされます。
「あんたの子供達は泣き声を聞いた？涙を見た？私がラヨローナにあんたの子供達を襲うように祈ったのよ。私の子供の代わりに奪えって」
家ではラヨローナが子供達をバンバン狙ってきます。アンナもついに腕に皆と同じ傷をつけられてしまいました。
次の日、神父さんに相談に行くとあの呪術師を紹介されました。呪術師に会いに行くと彼もアンナを覚えていました。助けを頼みに行ったのにちょっとした軽口を叩かれ、すーぐ悪態をつくアンナ。サムに頼まれ受け入れる呪術師。
そうして、対ラヨローナ戦開幕
ラヨローナを迎え撃つ為にいろいろな準備をします。呪術師があの時の液体を取り出しました。あれはラヨローナの涙で武器として使うのだそうです。って事はアンナが依頼する前からラヨローナを退治しようとしてたって事ですね。呪術師がなんとか家に結界をはりました。なのに、サムが外に落とした人形を拾うのに家から身を乗り出したりして結果的に結界を壊してしまいます。すぐに攫われるサム。アンナがサムを救うのにラヨローナと渡り合います。
そして奪うラヨローナのネックレス！
サムはラヨローナの影響で「呼ばれるとそっちへ向かってしまう状態」になってしまいました。亡くなった兄弟やいつぞやのクリスと同じです。なのでアンナ達は朝になるまで子供達をクローゼットに隠す事にしました。
別の結界をまたいで侵入する足、あがる子供の悲鳴。そこにいたのは拳銃を持ったパトリシアでした。なぜか撃たれる呪術師。足で結界を破壊するパトリシア。結界の事知ってたのね。ってか元々パトリシアが呪術師に依頼してたっぽいですね。そうすると色々繋がる。結界が壊され、ラヨローナの力によって扉の中に閉じ込められたアンナ。屋根裏部屋に逃げるクリスとサム。
屋根裏部屋への扉を「開けて！早く！捕まっちゃう！急いで！」と急かすサム。中にあったマネキンをラヨローナと勘違いして感高い声で大絶叫するサム。サムめ。
そして二人に近づくラヨローナ。クリスがネックレスをラヨローナに見せると幸せな母親だった時の、村一番の美女であった時の優しい顔になりました。ですが鏡を見た瞬間また恐ろしい顔に。アンナが閉じ込められてる扉を開けたのはなんとパトリシアでした。急いで屋根裏部屋へ向かい結界と同じ成分で作られた「ラヨローナが子供を殺した時に生えてたと言われる赤い花を咲かす通称炎の木で作った十字架」でラヨローナを刺して対ラヨローナ戦終幕です。ハッピーエンドでした。最後、水溜りとアンナの姿が映りましたが意図は不明です。
感想
登場人物だいたいウザい。
•ラヨローナ
可哀想だけどやりすぎ。身勝手すぎ。暴走しすぎ。村娘がイケメンに遊ばれた感があってなんか微妙な気持ち。
•アンナ
口悪すぎ。人につっかかりすぎ。小さい子供に口の悪さを指摘される母親。
•サム
最初クールな感じだったのに後半足引っ張ってイライラさせすぎ。
クリスは車を抜け出したせいでラヨローナに見つかってしまった戦犯だけど、活躍して見返した感がある。最後は良いお兄ちゃんのイメージしかない。パトリシアも自分なりに子供を守っていたのに、アンナのせいであんな事になったならそらしょうがない。アルコール依存の過去があって実際に児相案件になったから疑ったアンナが100%悪いわけじゃないけど。最後はアンナと子供達を助けるわけだしね。後半のラヨローナの動きは貞子vsかよこ位アクションな動きになります。映画館だったら迫力が凄そう！Netflixで見れるので見ていない方は是非見てみてください。
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