伝説のヤンキー漫画「特攻の拓」あの頃から大人になった皆がまさかの職業になっていた。

 特攻の拓』を覚えてるかっ!!!??

昔グレていた少年少女たちは必ず読んでいたであろうヤンキー漫画。これでバイクの種類を覚えたり興味をもった人もいるんじゃないかな。そしてそんな彼等が大人になった話が今新しく連載されているのです。

 

「疾風伝説 特攻の拓」とは?

「とっこうのたく」じゃなくて「かぜでんせつ ぶっこみのたく」と読みます。

「ぶっこみ」とか「ぶったく」なんて私の周りでは略されていました。

簡単に言うと、

元いじめられっ子の主人公がヤンキーや暴走族と出会い別れ喧嘩し仲間を増やしていく漫画です。

登場人物がめちゃくちゃ多いです。一度では絶対覚えられない。族の名前もまぁ難しくてキラキラネームも真っ青なバラエティです。

主な登場人物

浅川 拓(あさかわ たく)

彼が作品の主人公。あだ名は拓ちゃん。本当は別の高校へ行きたかったのに名前を間違えてヤンキー高校「聖蘭高校」へ行ってしまう。1年生。弱いけど優しい子だからどんどんヤンキー友達が増えていく。そして彼自身も成長していく。最後に凄い事する。

鮎川 真里(あゆかわ まさと)

マー坊くん。拓ちゃんのクラスメイトで『爆音小僧』の頭をやっている。可愛い顔したイケメンで、女みたいな顔だといじられるとキレる。とても仲間思い。

半村 晶(はんむら あきら)

ヒロイン的な立ち位置の女の子。同じく拓ちゃんのクラスメイトで、マー坊とは幼なじみの関係。綺麗な子だけどこの世界の住人なのでやっぱりヤンキー。

榊 龍也(さかき りゅうや)

拓ちゃんの学校の2年生。元・爆音小僧。爆音小僧にいた晶の兄が死んで仲間が抜けていった時に新しく『朧童幽霊(ロードスペクター)』というチームを作った。マー坊とは仲が悪い。

鰐淵 春樹(わにぶち はるき)

聖蘭高校3年生。中身も見た目も大人な人。超大型組織「夜叉神」の総会長。彼女とはお揃いで三連ピアスをつけるという可愛らしい所もある。

一条 武丸(いちじょう たけまる)

特攻の拓と言えばこの人。最強。ファンが一番多いのでは?『魍魎』の統領。インパクトがある喧嘩をする。周りのヤンキーが恐れる"トップヤンキー"マー坊に鼻を折られた事があり、それがよく「疼くっ!」父親が「一条グループ」の会長。前半は悪魔的でしたが後半一人の女の子(中村 雛子)によって人間らしさが出てきます。

天羽 時貞(あもう ときさだ)

三鬼龍の一人天羽”セロニアス”時貞。彼も人気キャラの一人だと思います。彼単体の漫画も出ているほどです。ちなみに私が一番好きなキャラです。彼の家系も会社経営。後に一条グループと関わりを持ちます。愛車は「YAMAHA SR」に「Harley-Davidsonのエンジン」を積んだ「悪魔の鉄槌(ルシファーズハンマー)」

後に拓ちゃんが乗ります。それは何故かベイブリッジにいた猫をバイクで避けて死んでしまうからです。猫よ。なんでベイブリッジにいたのだ。かなり衝撃のシーンでした。愛犬のアーヴィーとルーファスも拓ちゃんが引き取ります。ボルゾイという超大型犬をいきなり二匹引き取る拓ちゃん漢ですね。

 

ざっと書きましたがこんな感じのキャラが他にもいっぱいいます。キャラ一人一人が濃くて魅力があります。

 

当時のお話 (ネタバレあり)

拓ちゃんは自分の高校以外の色んな人たちと仲良くなっていきます。その中には一触即発、仲が悪い奴等もいて拓ちゃんの取り合いみたいになる事もあります。ヒロインですね。

拓ちゃんは誰か一人なんて選べない。そんな時、各チームで激しい抗争になります。最終決戦の場所は「B突堤(ビートツ)」みんなの喧嘩を止めたい拓ちゃんは天羽のバイクに乗り、それぞれ違うチームの特攻服、ハチマキ、腕章をつけB突堤に向かいます。

途中で天羽の幻覚を見て事故にあいながらもB突堤に着いた拓ちゃんは皆の注目を浴びながら海に向かって走り続けます。海に落ちそうになる瞬間、空に光が。喧嘩をしていた皆それぞれに違う物が見えていました。

そして場面が変わり誰もいないB突堤に拓ちゃん一人。エヴァのラストの様に登場人物皆が拓ちゃんに話しかけ最後は拓ちゃんの笑顔で終わりました。この謎の終わり方のせいで「拓ちゃん死亡説」「拓ちゃん夢オチ説」が出ましたが後日談が小説にて出ております。当時のヤンキーは小説読んだのかな?結果的に拓ちゃんは生きてます

疾風伝説 特攻の拓 ~After Decade~

あのB突堤事件から10年後。

大人になった皆が登場します。もう読む前に楽しみで楽しみで!

そして読んで衝撃、見て感動がありました。さて皆さんどうなっていたでしょう。

浅川 拓

拓ちゃんは新米刑事になっておりました。少年課のような所にいます。

鮎川 真里

「鮎川探偵事務所」を開業。探偵!当時の仲間も働いてます。

半村 晶

晶はなんと拓ちゃんと同じ刑事に!猟奇課の警部補でエリートさんです。見た目は昔と変わらない美人さんです。

榊 龍也

リューヤさん、皆の母校「聖蘭高校」の先生になってました。当時からいる保険の先生であり鰐淵姉でもある「鰐淵清美」に恋してる?な感じです。

鰐淵 春樹

これもびっくり。音楽事務所を立ち上げていました。その名も「夜叉音堂」そして三連ピアスの彼女萌子と結婚?かわかりませんがまだ一緒にいました。

一条 武丸

武丸さんは一条グループを引き継いで仕事で海外にいました。そして日本への帰国時、迎えにきたのは雛子!鰐淵といい、武丸といい、りょーくん(爆音小僧)といいヤンキーは一途ですね。

他のメンバーも実家のお寿司屋さんを継いだり、実家の整備屋で働いていたり、警察のガミさんはいまだ現役で拓ちゃんの上司になってたり、まだまだ全員じゃないけどこんな感じで登場します。

ストーリー

拓ちゃんは少年課なので少年事件を追ってます。昔の様なヤンキーはいないけど相変わらず悪そうなやつや美少女が出てきては拓ちゃんはその子達に好かれてしまい、ますます事件に関わる事になっていきます。

また昔にもいた暴走族がメンバーを変えて出てきたり、作者の別作品「R−16」のキャラが一瞬出てきたりと小ネタが。鰐淵は天羽の音源を持っていたり、武丸は天羽のお爺さんとバチバチな感じで、今は亡き天羽の影があるのも素敵です。そして衝撃的な事実が出てきたり。

ヤンキーは一途って書いたけど、晶はマー坊じゃなくて拓が好きなのかな?前作では見直すというか、拓に死んだ兄の面影をみる事はあったけど好きとかではなかったはず。前回の、最終決戦の前にマー坊が晶に電話するけどそれは恋心ではなく心配かけたくなかっただけかもしれないですね。今作で、晶が拓ちゃんにヤキモチをやいてヤケ酒するシーンが出てきたので今後どうなっていくか期待!

特攻の拓ファンなら今すぐ読むべし!

久しぶりすぎて誰がどんな人だったかわからなくなってるけど読んでるうちに思い出すはず!私は特攻の拓読み直しました。絵柄は当時と違っているけど読んでるうちに慣れてくる。懐かしの皆に会いに行こう!単行本は今のところ8巻!(※2021.2.5時点)

 

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